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高校野球なぜ勝利したら校歌を歌うのか?

みなさんこんにちは

私は元高校球児で、今でも高校野球が大好きですが、今も昔も疑問がいくつかありました。

今回はその中でも、高校野球なぜ勝利したら校歌を歌うのかという疑問についてまとめていきたいと思います。

目次

高校野球といえば勝利した高校が試合後に校歌を歌うのが当たり前となっています。

バレー部やサッカー部なども全国大会がテレビで放送されていますが、勝利したチームによる校歌斉唱の場面はありません。

まずは昔から疑問に思っていた高校野球勝利校による校歌斉唱の理由や経緯を調べてみました。

高校野球の全国大会(甲子園)で校歌斉唱が始まったのは、選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)では1929年の第6回大会から、全国高等学校野球選手権大会(夏の大会)では1957年の第39回大会からのようです。

初めて校歌が演奏された学校は、春のセンバツでは大阪府立八尾中学校(現・大阪府立八尾高等学校)、夏の大会では香川県立坂出商業高等学校だそうです。

試合に勝利した学校の校歌斉唱を発案したのは、日本人女性初の五輪メダリストである人見絹枝さん(故人)だそうです。
人見さんは、1928年アムステルダム五輪に出場し、陸上の女子800mメートルで銀メダルを獲得されました。

その人見さんがオリンピックで、他国の選手が金メダルを取った際、表彰されている間に国歌が流れているのに感銘を受け、甲子園大会において勝利した高校の校歌斉唱を提案したそうです。

高校野球の当たり前ともいえる校歌斉唱は、まさかのオリンピックの銀メダリストによるオリンピックからのヒントだったんですね。

ちなみに春のセンバツの主催は毎日新聞社、夏の大会の主催は朝日新聞社とそれぞれ主催が違います。

人見さんは毎日新聞社の社員だったこともあり、1929年の第6回選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)で校歌斉唱を取り入れたと言われています。

高校野球球児は、甲子園出場、県大会出場、大会で勝つなど様々な目標をもって毎日練習しています。

毎日練習を頑張った成果として試合に勝って、校歌を歌うという共通儀式を行うことは、ベンチ内、ベンチ外の選手、学校関係者の一体感を生んでいると思います。

私も高校時代は大会前に校歌を部員で大声で練習した記憶があります。
選手としても大会で勝って校歌を歌うというのは夢見ている部分でもあると思います。

今後も母校の誇りを胸に校歌を歌う高校球児を応援したいと思います。

余談ですが、オリンピックや、各スポーツの日本代表が国際試合の際に流れる国歌斉唱も高校野球の校歌と同じ感覚ですが、こちらはあまり一体感を感じません。

おそらく歴史的背景もあるかとは思いますが、高校野球のそれとは違う印象がありますね…

なぜ歌うかはわからないけど、大会で勝って校歌を歌いと思って一生懸命野球に取り組んでいた高校時代。

大人になった今、高校野球の定番「校歌」について知ることが出来て、大変面白く感じました。

今後も、高校野球好きとして高校野球の疑問などをまとめていきたいと思います。

最期までご覧いただきありがとうございました。

nao

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北海道の観光や歴史について情報発信をしているnaoです。
生まれ育った北海道の魅力や、まだ知らぬ北海道の歴史について学び、発信をしています。
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